〔054〕小金ヶ嶽 (725m)

2005年04月16日



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兵庫県篠山市

篠見四十八滝にはいつか行きたいと思っていたが、4月2日に小金ヶ嶽に登ったときに篠見四十八滝から
6kmの縦走路があることを知ったので歩いてみることにした。
ヒカゲツツジは見頃シーズンの様であり、6kmの縦走は春山前のトレーニングに絶好と思い出掛けてみる。

東多紀連山コース図、篠見四十八滝から登り、縦走路往復、下りは荒れた遊歩道を降りる。
篠見四十八滝の登山口には広い駐車場と東屋、トイレがあり
キャンプ場にもなっている。

登山口にある滝めぐり案内板、周回だけなら約2時間となっている。

〔篠見四十八滝めぐり〕
  誰もが48ヶの滝があるものと思ってしまうが、八つの滝が始終流れているから四十八滝と名付けられたらしい。(インチキだ!

最初の滝が落差5m程の ”手洗い滝” ここで手でも洗えということか。

落差5mの ”弁天滝”とその上に落差5mの ”肩の滝”

落差20m程の ”長滝” これを見るには登山道から
沢まで降りる必要がある。

落差8m程の ”シャレ滝” 名前の由来は判らない。

対岸を見ると一帯は ”ヒカゲツツジ”の群生地で一斉に開花していた。

薄黄色の花を咲かす ”ヒカゲツツジ

岩壁一帯に咲き誇る”ヒカゲツツジ

こぶし”は真っ白な花を咲かせている。

〔くさり場〕
  滝めぐりコース中には沢山のくさり場があり、
下りに使うより登りの方が楽しめる。

滝めぐり中、最大の落差20m程の ”大滝

滝群の始まりとなる ”一の滝”、”二の滝

写真を撮りながらゆっくり歩いて40分で滝めぐりを終える。
ここから上はくさり場のある急峻な登りとなる。

くさり場を登り切ると一変して穏やかな散策道となる。

約1時間で下山コースと縦走路の分岐点に出る。
ここで下山すると30分で登山口に降りられる。

〔多紀連山縦走路〕
縦走路は不住無く整備されているが、通る人が少ないのか薮が結構茂っている箇所もある。
小金ヶ嶽までは6つのピークを越えなけらばならず、距離よりもトータル高低差が堪える。

〔峠山(631m)〕
最初のピークは峠山であるが、ピークらしさはまったくなく標識がなければ通り過ぎてしまう。
ここで登山口を後から出発された御夫婦と会う、抜かれた覚えはないのに先に来ていたので聞いてみると
遊歩道を上がられてきたらしい、峠山から小金ヶ嶽まで2時間掛かると知って、引き返すと言われていたが、
その後、私の後を付いてきていた、気が変った様だ。

二つ目のピーク(544m)から縦走路を見ると、まだ4つの
ピークが控えている。 小金ヶ嶽はまだ見えていない。

縦走中、展望はほとんど利かない、4つ目のピークを
過ぎたころに少し展望が得られた。 先々週は鍔市ダムから
縦走路を見上げていた。

5つ目のピーク(694m)を見る。

2時間50分で ”小金ヶ嶽”(725m)に着く。
山頂から縦走路を振り返り見る。これを引き返すのか!

先程、8名のおばちゃんが縦走路に降りていった
ので山頂には誰も居なくなっていた。

昼飯を食べながら”峠山”で会った御夫婦を待つが、
15分待っても来ないので先に下山する。

2箇所ある鞍部の前後には長い地獄の階段が続く。
帰路は意外と足取りは軽かった。

最後のピーク”峠山”を見る。これを登り切れば後は下るのみ。

四十八滝遊歩道から見たヒカゲツツジ群生であるが、残念ながら写真では何も見えない。 尾根の向こうが ”四十八滝”になる。

下山は2時間5分で終える
  遊歩道ではヒカゲツツジを毎年見に来ていると言う御老人に話しを聞き
ながら下山する。 駐車場に帰り着くとオートバイを含め車で一杯だった、
滝めぐりとヒカゲツツジに人気がある様だ。
天気晴朗なれど春霞
  一つ一つの滝としては大したことはないが、くさり場を含めた登山道、
様々な滝の形態で滝めぐりは非常に面白いと感じた。
それに比べ縦走は景観もほとんど得られず登り降りの多さは修行に近い
感じであるが、今日はいいトレーニングにはなった。
多紀連山
  前回まで多紀アルプスと表記していたが、今回縦走してみて、アルプス
を思わすところはどこにも無く、やはり多紀連山の名がこの山には相応しいと思う。

篠見四十八滝
こがねがたけ
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兵庫100山』  四十八滝は四十八の滝があるのでは無かった。
正面から見た ”大滝”の優姿。